« 大学用PC入手に苦労する | トップページ | 研究室の電気ケトルの自慢 »

2026年5月11日 (月)

熊大のシンポ、大隈姓と私の肩書

熊本大学の軽金属材料研究拠点によるシンポジウムに、パネルディスカッションのパネリストとして出席してきました。特別講演は「熊本県近代文化功労者表彰となった超々ジュラルミン(世界最強のアルミニウム合金)開発の五十嵐勇博士を、もっと県民に知ってもらおう」「ネオジム磁石(世界最強の永久磁石)でノーベル賞候補の佐川眞人博士の話で、学生ら若い人に刺激を受けてもらおう」という狙いで企画されたもの。ディスカッションは材料イノベーションについてでした。正直言って最初は、「80代の佐川先生の講演は、学生に参考にならないのでは」と思っていました。私自身、女性活躍の話をする時など、「年長者のキャリアそのままの話をしても、20代には『時代が違うでしょ』と思われる」と気を付けていますから。また「学生も土曜の午後に駆り出されて(聴講が少なすぎるとかっこ悪いから)大変だな」と思っていましたが、寝ている学生がほとんどいなかったのが驚きです。内容がおもしろく聴講者は皆、勇気づけられたようです。佐川先生の話を聞いた学生には、「もしかしたら自分だって、ノーベル賞候補になるかも!」と思った人もいることでしょう。写真は会場案内のパネルです。

Photo_20260511153201パネリストには地元のオオクマ電子の大隈恵治社長(東京理科大出身)もご出席でした。そこで早稲田大学創立者の大隈重信侯と同じ、珍しい大隈姓について、懇親会でおしゃべりしました。この大隈姓はやはり希少(全国で約5000人)とのこと。福岡県に多く、佐賀県や大分県にも見られるそうです。早稲田の大隈さまも佐賀県出身です。それからこちらはWeb情報ですが、隈のヨミとして、クマもスミもあるとのこと。大隈姓をオオスミさんと呼んでも、「間違えですよ」と偉そうに指摘しない方が、よいかもしれません。また前日、熊本城に遊びに行っての展示資料で知ったことは、「かつて〈熊本〉を〈隈本〉と称していた時代がある」ということです。なんと。さらに今時の話題でいうと、各地で被害を出している野生の熊は、九州では絶滅しているのだそうです。うーん、クマさん、話題に事欠きません。

では姓からシフトして肩書で。私は今回、「元日刊工業新聞社論説委員兼編集委員」としての登壇でした。二つ前の所属・役職なので、〈前〉どころか〈元〉の呼称です。大臣とか企業の会長なら、元の呼称も迫力あるけれど、「この人、何?」との印象を聴講者に与えるのではないか、と少し気にしていました。でも主催の隈本大学、おっと違った熊本大学が探していたのは「材料イノベーションについて語れるメディア人」でした。そうなると地元メディアでは適任者がいなくて、私に声がかかったのです。仲介してくれたのは、かつて東大発の材料ベンチャーの経営に携わっていた人で、久方ぶりの再会でした。持つべきものは友、いえいえ仕事相手も大切に(笑)。ありがとうございました。科学技術と大学の研究・教育・社会貢献の議論でしたら、メディア人でなくなったこれからも話せます。大学人としてであれば、東京科学大学と早稲田大学とタイプの違うところを近年、見てもいます。皆様、どうぞご贔屓くださいね~。

| |

« 大学用PC入手に苦労する | トップページ | 研究室の電気ケトルの自慢 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 大学用PC入手に苦労する | トップページ | 研究室の電気ケトルの自慢 »