「去る者、日々に疎し」のホームカミングデー
東京科学大学(Science Tokyo)のホームカミングデー(26.5.23)に参加しました。主催はST、共催は理工系(元東工大)同窓会の蔵前工業会です。ホームカミングデー、私は2年前は日刊工業新聞の記者として取材もし、ST統合前の全体会議で卒業生らがどのような反応をしているか、読み物記事を執筆しました。1年前はSTの社会連携担当理事として、全体会議の司会を引き受けました。そして今回はいち卒業生(修士が東工大ゆえ)としてです。改めて、わずか2年の間に、立場が激しく変わっていますね…。
目玉の「Science Tokyo Meeting」(全体会議)は、前半が室伏広治副学長のスポーツ研究談義。東京医科歯科大時代から教員として所属していたのですが、スポーツ庁長官を終えて大学が主となって初めて(特に理工系は認識が薄いはず)の、卒業生へのお目見えとあって大人気でした。写真は簡単エクササイズを皆でやっているシーンです。
後半は国際卓越研究大学の主軸、分野横断の「ビジョナリーイニシアチブ」でのパネル討論。その後に全体交流会の立食でした。
そのほかの時間帯のイベントは、学生サークルの発表とか、理工系女性卒業生の集まり(くれない工業会といいます)とか。でも自分が好みの領域の発表は、いつも同じサークルなので新鮮味が乏しい…。と、その中で価値があったのは、統合によって仲間となった医歯学系学生の救命救急サークルにおける、実演講習でした。
周囲で人が倒れた時の胸骨圧迫やAEDの使用法を体験しました。以前にもやってはいるのですが、使う機会は乏しいので、復習のチャンスがあれば再びトライします。だって身近な人が倒れた時に、皆で遠巻きにして救急車を待つしかなくて、それで重い結果になってしまったら、辛いでしょう? 家族や友人などであれば、なおさら悔やむかと。その意味で、救命救急のイロハは、成人であれば全員が知っておくべきではないかと思うほどです。
とまあ、堅いことをいうのは止めて(笑)、楽しかったのはもちろん皆との交流です。通常よりハイな気分の同窓会、という具合でした。これは職場や仲間のよしあしとは別の現象ですが、正直いって「去る者、日々に疎し」。去っていった私に対する皆ももちろん、そうでしょうし、新しい職場に移った私もそうです。仕方がないことです。でも、なにしろ2ケ月前まで私はSTのメンバーで、統合と国際卓越の山を一緒に越えた間柄ですからね。「みんな、どうしているかな!」という気持ちが多々、ありました。
実際、キャンパス入り口などで、広報やダイバーシティーの女性職員が、「きゃあ、山本さ~ん!」と声を挙げて、笑顔で寄ってきてくれたのは本当に嬉しかったです。同窓会は寄付を含めた大学の支援元として重要なので、理事ら役員も多くが参加していました。経済学を修めて工学系に活動を広げてきた(経営工学のような分野)の役員には、「早稲田の経済学って、どんなふうに見てますか?」と伺っちゃいました。
さらに理工系の某教授に、早稲田の理工を尋ねたところ、「以前は早稲田の学部を経て、大学院で来る学生が時々、いたけれど最近は少ないかなあ」「体育会系って感じ。元気があって、先生の言うことをちゃんと聞いて」。なるほど~。早稲田出身者がどのような業界でも歓迎されるのは、「明るくて積極的だけど、尖がりすぎてはいない」「目上の指示に反発してひねくれるのではなく、ちゃんと受け止めて成長していく」というあたりで、それは理工系も同じってことなんですね! なかなかの視点です。ST関係者に限らず、しばらくは私から、「早稲田ってどう見えています?」って、外部の友人知人に質問して周ることにいたしましょう。
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